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夏場のM&Aで特に注意すべきこと

 「令和4年職場における熱中症による死傷災害の発生状況(令和5年1月13日速報値)」によると昨年の熱中症による死傷者数は805人(うち死亡者数は28人)です。

 

死亡災害28件の概要は次のとおりです。

・被災者はすべて男性であった。

・暑さ指数(WBGT)の把握を確認できなかった事例が 24 件。

・熱中症予防のための労働衛生教育の実施を確認できなかった事例が 25 件。

・発症時・緊急時の措置の確認・周知していたことを確認できなかった事例が26 件。

 

企業が対策や措置を講じず、このような結果を招いた場合、ご遺族から損害賠償責任が問われえます。M&Aの当に直後のご不幸(死亡災害)であっても、損害賠償責任は新オーナーが負うこととなります。

売り手企業は、災害が発生しないよう対策をとっているか。災害の発生に備え保険に加入しているか。夏場のM&Aは、その確認が特に必要といえるでしょう。

 

【厚生労働省リーフレットより抜粋】