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台風の日、「今日は早く帰っていいよ」は誰が決めているのか

台風シーズンを迎え、台風接近時の勤務対応を考える時期になりました。社員の安全確保はもちろん重要です。しかし、会社として確認しておきたいことがあります。それは、出勤や早退を誰が判断するのかという点です。

現場では、管理職が「危ないので今日は早く帰っていい」と判断する場面もあるでしょう。しかし、早帰りを認めることは単なる配慮ではなく、賃金や労務管理にも関わる会社としての意思決定です。

会社として判断すべき事項を管理職が独断で決めてしまえば、会社に代わって意思決定することになります。たとえば学校で、クラスごとに担任の判断で下校時間が違っていたら、多くの人は違和感を覚えるでしょう。

今度は逆の立場で考えてみましょう。部下から「台風が近づいて危ないと思ったので、今日は出社を遅らせることにしました」と事後報告を受けたら、多くの管理職は「なぜ勝手に決めたのか」と感じるのではないでしょうか。

実は、会社から見ると同じことが起きています。会社が判断すべき事項を管理職が自ら判断してしまえば、社長も「なぜ勝手に決めたのか」と感じるはずです。

会社が判断すべき事項は会社が判断する。管理職は現場の状況を会社へ伝え、その判断を現場で実行する。この役割分担を明確にしておくことが、従業員だけでなく管理職を守ることにもつながります。