人手不足は、本当に人手不足なのか
人手不足という言葉をよく耳にします。ただ、本当に不足しているのは、人なのでしょうか。人的資本経営という視点で考えると、会社に必要なのは人数ではなく、会社の成長につながる能力という見方もできます。
多くの場合、まず採用を考えがちです。ただ、まずは今いる社員の能力をもっと活かせないかを考える。人的資本経営という視点では、そうした順番もあるように思います。
会社に必要な能力を獲得する方法は、大きく3つあります。採用すること。配置すること。育成すること。いずれも、人事の基本的な機能です。
採用は、新しい能力を会社へ迎え入れる方法です。一方、配置は、今いる社員の能力を活かす方法です。育成は、今いる社員の能力を高める方法です。
配置を変えることで、これまで十分に発揮されていなかった能力が活きることもあります。育成によって、これまでできなかった仕事ができるようになることもあります。それでも足りない能力があるとき、採用という選択肢があります。
人手不足という言葉に引っ張られると、何人足りないかを考えがちです。人手不足という言葉を、「能力不足」と置き換えて考えてみる。そんな見方もあるのではないでしょうか。



